K Carの運転企画がブレイク前のウォニを起用するまで
2025年8月、K CarのYouTubeチャンネル「스튜디오ㅋㅇㅋ」はRESCENEのウォニを初心者ドライバーに起用した。「거제 야호」のミームがブレイクを生むずっと前のことだ。企画の経過と、報道が何を認めているかを整理する。
「거제 야호」(「巨済、ヤッホー!」)よりも、「LOVE ATTACK」がMelonで1位になるよりも前に、RESCENEのリーダーであるウォニは中古車会社のYouTubeチャンネルで運転を習っていた。「나의 연수 아저씨」(「私の運転教習おじさん」)は、KOSPI上場の中古車プラットフォームK Car(케이카)の公式チャンネル「스튜디오ㅋㅇㅋ」(@studiokok)のウェブ企画だ。買い取った車を自ら売る会社の、自社ブランドコンテンツであり、K Carは自社のサービスが各回の流れに織り込まれていると説明している。企画は2025年8月、「거제 야호」でのブレイクよりずっと前に、ウォニを初心者ドライバーとして、お笑い芸人のイ・ソンミン(이선민)とユ・ヨンウ(유영우)とともに起用し、2026年7月3日の卒業回まで11か月続いた。韓国の媒体はいまこれを前史として扱っている。ヘラルド経済はチャンネルのシルバーボタンを「K CarはRESCENEのウォニを先に見つけた」という見出しで報じた。ここでは開始のリリースから最終回まで、各出典が実際に述べていることをたどる。
2025年8月: 中古車チャンネルが新人を起用する
「스튜디오ㅋㅇㅋ」は2025年1月11日にK Carの2つ目のチャンネルとして作られ、会社は2月に、本来の公式チャンネルとは別の、車について気軽に話すための新しいチャンネルとして紹介した。概要ページはkcar.comとK Carの公式Instagramにつながっている。名前は「케이카」の頭子音で、笑い声としても読める。K Carのリリースは、硬い情報としてではなくユーモアで車を語りたいという意図を示したものだと述べている。
運転企画はその夏に始まった。ティザー「운전 연수해주실 분?」(「運転を教えてくださる方は?」)が2025年8月13日に、1回目のレッスン「현대차도 모르는데 운전을 어떻게 해」(「ヒョンデの車も分からないのに運転なんてできない」)が8月15日に公開された。K Carのプレスリリースは9月2日に続き、チャンネルを2つの新コーナーを軸に再編したと発表した。初心者ドライバーの進行役が達人の「おじさん」たちに教わる「나의 연수 아저씨」と、2人の車のオーナーが自分の車をめぐって討論する「차주님둘 그 차 왜 삼?」だ。RESCENEのリーダーであるウォニが教習を受ける側、お笑い芸人のイ・ソンミンとユ・ヨンウが教える側として発表され、新しい回は毎週金曜午後8時に公開されるとされた。およそ6か月でチャンネルは登録者2万7000人、累計3917万回再生、64万時間の視聴時間を超えており、K Carのチョン・インググ(정인국)代表はリリースで、車を語るコミュニティとしての役割が定着しつつあり、秋のコンテンツは顧客とのコミュニケーションを広げるためのものだと述べた。
Xスポーツニュースはのちに出発点をこうまとめている。企画が始まった2025年8月、RESCENEは注目を集めるグループではなく、ウォニは知られ始めたばかりの新人だった。
12月から1月: 初めての車と、巨済への2度の旅
12月には教習を受ける側に車があった。2025年12月12日、チャンネルは「초보운전 3개월 만에 800만원짜리 첫 차 질렀습니다」(「初心者運転3か月で800万ウォンの初めての車を買いました」)を公開した。コスモポリタン韓国版は2026年6月のアイドルの車をめぐる特集で詳細を伝えている。企画は免許取得から教習、中古車の購入までウォニを追っており、選んだ車は赤いキア・レイのフル装備であるラグジュアリートリム、K Carを通じた中古価格はおよそ780万ウォンだった。同誌は、のちの回でドライブスルー、雨天、夜間、長距離の運転課題が用意されたとも書いている。
報道が繰り返し引くのは長距離の回だ。「초보운전이 내비 없이 왕복 8시간 거제까지 갈 수 있을까?」(「初心者運転はナビなしで往復8時間の巨済まで行けるか?」)は2026年1月2日に、「경차로 떠난 거제 풀코스 여행」(「軽自動車で行く巨済フルコースの旅」)は1月16日に公開された。どちらもイとユとともに、ウォニの地元である慶尚南道の巨済へ向かう回だ。日刊スポーツが7月4日にこの企画を振り返ったとき、巨済の2回はそれぞれ239万回と192万回とされ、その伸びを、その間に始まっていた「LOVE ATTACK」のチャート逆走(역주행、発売から時間がたった曲が再びチャートを上がること)と結びつけている。2026年8月26日時点で動画ページの再生数は3,528,736回と2,843,322回だった。
2026年2月: プロデューサーが勧めたチャンネルと、ある約束
ウォニ個人のチャンネル「안녕하세요원이입니다잘부탁드립니다」(「こんにちは、ウォニです。よろしくお願いします」)は2026年2月4日に作られた。Xスポーツニュースによれば、「担当PD」(담당PD、何の担当かは記事に書かれていない)がコンテンツを見ていて、ウォニ自身のチャンネルを開くことを勧め、ウォニは悩んだうえでRESCENEをもっと知ってもらうために始めたという。ウォニは東亜日報に、開設の前日まで迷っていたと語っている。東亜日報のまとめは端的だ。個人チャンネルは、イとユとの運転教習のコンテンツがあったから生まれた。イは最初の動画に出演し、ギャルの動画が反応を集め始めるとユも加わり、3人はそれを初めてのファインダイニングの食事で祝ったと日刊スポーツは伝えている。
この2月の出演が、報道がいまも引く一言を生んだ。イは、もしMAMAでエンディング妖精になることがあったら自分を覚えている合図に特定のポーズをしてほしいとウォニに頼み、ウォニはまず1位を取らないといけないと答え、イには必ずレギュラー番組が決まると告げた。イの返しは、日刊スポーツ、TVレポート、Xスポーツニュースが伝えたところではこうだ。「5年以内に君はMAMAのエンディング妖精になり、おじさんは地上波のメインMCになって君をゲストに呼ぶ」。ウォニは「成功しよう」と応じた。
そのあとに続いたのがRESCENEの2026年だ。ギャルの動画でのミナミの「거제, 야호~!」という挨拶がミームになり、チャンネルは開設から4か月で登録者76万人を超え(東亜日報、6月9日)、2024年8月の「LOVE ATTACK」は6月9日までにMelon TOP100で7位、7月8日には1位になった。ここは2つを分けて見る必要がある。京郷新聞は、チャンネルの制作をソルパスタジオ、ウォニに「勇敢さ」を見たPDをユン・ソンウォン(윤성원)と特定したうえで、成功はウォニ自身とチャンネルの企画によるものだとしている。運転企画は前史だ。日刊スポーツの言い方では、「運転おじさんのコンテンツがその背景の大きな部分を担っている」。
2026年6月: シルバーボタンと、K Carが得たと語ったもの
2026年6月10日、K Carは「스튜디오ㅋㅇㅋ」が登録者10万人を超え、YouTubeのシルバーボタンを受けたと発表した。2025年1月の開設以来、中古車業界のどのチャンネルよりも短い期間でのボタン取得であり、ロングフォームとショートフォームを合わせた累計再生は1億4000万回だという。ヘラルド経済はこのニュースを「K CarはRESCENEのウォニを先に見つけた」と報じ、ブリッジ経済は「ウォニが出演するK CarのYouTubeチャンネル」を見出しに立てた。
このリリースは、この企画が何であるかについての最も率直な説明でもある。K Carは「나의 연수 아저씨」と車のオーナーの討論企画をチャンネルの代表的なコンテンツとして挙げ、自社のサービスは広告として提示されるのではなく各回の流れに織り込まれていると述べ、運転企画が車好きに加えてアイドルのファンダムと一般のバラエティ視聴者を呼び込んだとした。K Car自身がこのチャンネルについてブランドコンテンツという言葉を使っている。ブリッジ経済が引いた業界関係者は、車の販売を前面に出すのではなくブランドを自然に露出させることで人気を得たチャンネルの事例だと評した。チョン・インググ代表は、この節目は顧客とのコミュニケーションの仕方が広がっていることを示すと述べた。
10日後、日刊スポーツは企画が付けたあだ名「조수석 삼촌」(「助手席のおじさん」)でイ・ソンミンを取り上げ、K Carの企画がRESCENEシンドロームに大きく寄与したと書いた。ミナミの「거제 야호」、ゼナの「신라 공주」のキャラクター、そして「LOVE ATTACK」のチャート逆走でグループが注目を集めるなかで、企画自体も人気コンテンツとして伸びたという。イの所属事務所メタコメディは、ウォニと仕事ができたこと自体が意味のある経験だったとしている。
2026年7月: 卒業回と、シーズン制へ
最終回「원이, 편안함에 이르렀나 l 나의연수아저씨 졸업식」(「ウォニ、安らぎに至ったか — 나의 연수 아저씨 卒業式」)は2026年7月3日に公開された。日刊スポーツの記述はこうだ。イとユは1回目の冒頭で着ていた服装で現れた。11か月のあいだにウォニは2人の助手席のおじさんから車の基本を学び、自分で運転するようになった。最後の収録を終えたあと、制作陣と2人のお笑い芸人は、RESCENEがチャート逆走中の「LOVE ATTACK」を披露していた音楽番組の収録現場をサプライズで訪ねた。ウォニはこの番組を自分の成長の土台であり「死ぬまで忘れられないチャンネル」と呼び、イとユは手書きの手紙を渡した。イは「나의 연수 아저씨」がシーズン制に移ると述べ、再開の余地を残した。8月26日時点でこの回は4,194,981回再生だった。
出演者たちの道はその後も交わっている。8月9日、イは2026 クーパンプレイシリーズのハーフタイムショーでRESCENEが「LOVE ATTACK」を披露するのを見ている短い映像を投稿し、グループの名前を叫び、ウォニのソロショットで涙ぐんだとTVレポートが伝えた。7月には自身のチャンネルで、ウォニが世界的なスターになってほしい、おじさんはいつも応援していると語っていた。7月にはMBCの『私は一人で暮らす』『ラジオスター』『遊ぼうじゃないか』に出演し、tvNの『ユ・クイズ オン ザ ブロック』は8月12日に予定されていた。2026年8月26日時点で「스튜디오ㅋㅇㅋ」は登録者19万人、動画278本、226,897,340回再生。運転企画の開始から6か月後に作られたウォニ自身のチャンネルは、登録者189万人になっている。
要点
- 「나의 연수 아저씨」はブランドコンテンツだ。K Carの公式YouTubeチャンネル「스튜디오ㅋㅇㅋ」(2025年1月11日開設)の企画で、K Carは自社のサービスがその中に織り込まれていると述べている。
- K Carの2025年9月2日のリリースは、RESCENEのリーダーであるウォニを教習を受ける側、お笑い芸人のイ・ソンミンとユ・ヨンウを「おじさん」として発表し、新しい回は毎週金曜午後8時に公開するとした。ティザーは8月13日、1回目のレッスンは2025年8月15日に公開された。
- 企画でのウォニの初めての車は赤いキア・レイのラグジュアリートリムで、K Carを通じた中古価格はおよそ780万ウォンだった(コスモポリタン韓国版、2026年6月26日)。
- 2026年1月2日と1月16日の巨済の回は、2026年7月4日時点で239万回と192万回(日刊スポーツ)、8月26日には3,528,736回と2,843,322回だった。
- ウォニ自身のチャンネルは、プロデューサーの勧めを受けて2026年2月4日に作られた(Xスポーツニュースは「担当PD」としか書いていない。京郷新聞は別途、ソルパスタジオのPDユン・ソンウォンを挙げている)。イは最初の動画に出演し、5年後の「MAMAのエンディング妖精/地上波のメインMC」という約束を交わした。
- 「스튜디오ㅋㅇㅋ」は2026年6月10日に登録者10万人を超えた。K Carはこれを中古車業界で最も速いシルバーボタンと呼び、累計再生は1億4000万回だとした。8月26日には登録者19万人になっている。
- 2026年7月3日の卒業回は11か月の企画を締めくくり、8月26日までに4,194,981回再生された。イは企画がシーズン制で戻ると述べた。
- ブレイクそのものについて、報道はソルパスタジオが制作するウォニ自身のチャンネルによるものだとしている(京郷新聞、東亜日報)。日刊スポーツは運転企画をその背景の大きな部分として認めている。
プロフィール
出典
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関連
RESCENE
THE MUZE Entertainment
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LOVE ATTACK
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